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リヨン、今季終了後に2部降格の確定…財務状態悪化で冬の補強禁止も

2024-11-16

著者: 海斗

フランスサッカー省理管理総局(DNCG)は15日、リヨンの財政状態悪化を受け、同クラブの2024-25シーズン終了後のリーグ・ドゥ(2部)降格を決定したことを報告した。

リヨンは先日、510万ユーロ(約82億円)の財政赤字を抱えていることを公表。15日にDNCGと会談を行ったジョン・テクスタート会長は、持続的な競技的な形勢を示していたが、DNCGの決定はリヨンにとって予想外のものとなった。同クラブは2025年1月の移籍市場における補強禁止処分と資金制限を科され、それでも財政状態が改善しない場合は先述の通り今シーズン終了後の2部降格が確定する。

リーグ・アンでは5位、ヨーロッパリーグでは9位にとどまるリヨンだが、1月の移籍市場での主力選手の放出は避けられないとフランスメディア『RMC』は指摘。U-23フランス代表MFライアン・シャールやジョージア代表FWジョルジュ・ミカウタが売りに出される恐れがあると予想されている。リヨンは来季の競争力を保つためにも、迅速な財政立て直しが求められている。特に、リヨンのサポーターたちはクラブの早急な改革を望んでおり、強い危機感を持っている。もしも状況が続けば、リヨンの輝かしい歴史がさらに薄れてしまう危険性もある。果たしてリヨンはこの危機を乗り越え、再起を果たすことができるのか、注目が集まる。