仙台の巨大交差点「箱堀」が立体化

国土交通省東北地方整備局の仙台河川国道事務所は2025年1月16日、国道4号「仙台ボリューム」事業のうち「箱堀」交差点を2月に立体化することを発表しました。

仙台市の南北を貫通する国道4号仙台バイパスの改善事業です。同バイパスは1日8万台以上が通過する東北で最も交通量の多い幹線道路で、渋滞緩和や事故防止を目的に進められています。

なお、仙台市周辺の箱堀交差点は、元々、国道の北行きが左折1 + 直進3 + 右折3 = 7車線（現在は6車線）、南行きはさらに左折1車線が多く8車線（現在は6車線）、交わる市道もそれぞれ片側4車線で平面交差していますが、「日本一大きな交差点」とも言われています。この巨大交差点を含め1.4kmの区間が、2月8日5時に立体化します。

立体化後は、北側の苦林ICから箱堀交差点を越え、南側の鳴瀧交差点まで、片側2車線の立体部が築造されます。箱堀交差点の国道は、片側が5車線（左折1 + 直進3 + 右折2）＋立体2＝8車線、上り下りの名16車線に換わります。

立体化により、通行方法が一部変更になります。鳴瀧交差点は、南行きの「立体部から左折」「側道から右折」ができなくなります。そのため箱堀立体の手前から側道部や立体部を利用することになります。

北行きで苦林ICから国道45号（槻方・県道方向）に進みたい場合は、箱堀立体へは行かずに、側道を進みます。

仙台河川国道事務所はそれらの方面の通行方法について、ユースサイトで一部動画付きで詳しく紹介しています。「通行方法を事前に確認して、安全運転のご協力をお願いします」と呼びかけています。

なお、今回の立体化後も側道部分の工事が続きます。