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日本の金利上げ見送りで円安も、ストラテジストは金利復活を予測
2024-12-19
著者: 弘
日本銀行は19日の金融政策決定会合で追加利上げを見送ったことを受け、ストラテジストたちは不確実な金利動向を警戒している。現在、金利が低迷している中で高金利通貨を買うキャリートレードが復活し、それに伴って円安が進む可能性があるとも指摘されている。
9月18日に行われた連邦公開市場委員会(FOMC)でタカ派的な発言を見せた米国の政策金利に対して、日本の金利政策にも影響を与えると見られている。複数のストラテジストは、ギャップを埋めるための金利上昇が近づいている正念場にさしかかると見ており、特に製造業への影響をトラッキングする必要がある。
また、日本の金利が上がることで、海外投資家の注目も集まりやすくなる。金利が上昇すればするほど、より高いリターンを求めるグローバル投資家達は、日本市場に資金を流入させる可能性が高くなるため、資本フローの動きを見守ることが重要だ。
最近のデータでは、国内の物価上昇率も高まってきているため、今後の利上げが現実味を帯びるかもしれないとの見解もあり、特に来年度初めに利上げが行われる可能性が期待されている。これにより、円についても更なる上昇が見込めるが、短期的には不透明な展開が続くと予測されている。
金利の動向はもちろん、円安の進行具合や世界情勢も影響を与えるため、引き続き注意深く市場を見守る必要がある。これからの展開が日本経済全体にどのような影響を与えるか、大いに注目されている。