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日本の高校野球における7イニング制導入についての議論が始まる:日本高野連が会議を開催

2025-01-10

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日本高校野球連盟の会議開催

日本高校野球連盟は、7イニング制の導入の可能性について議論するための会議を、10月に設けることを発表しました。この会議は「7イニング制等高校野球の諸問題検討会議」と名付けられ、初回は大分市内で開催される予定です。

参加者と議論の内容

会議では、提案者である日本高校野球連盟の副会長やU18(18歳以下)日本代表の小佐古氏を含む15人のメンバーが参加します。参加者は選手の健康対策や指導法の改革、気候変動への対応が求められる必要性について確認します。特に、新型コロナウイルスや熱中症の予防策が重要視されており、選手の健康を第一に考慮した議論がなされる見込みです。

小佐古氏の見解

小佐古氏は、「選手たちが健康にプレーできる環境を整えることが私たちの大きな目標です。7イニング制も一つの選択肢として検討していますが、それに加えて選手の安全に関わる取り組みを充実させることが急務です。」と話しています。

過去の検討経緯

さらには、日本高校野球連盟は昨年6月に、4度にわたってワーキンググループを設置し、7イニング制を導入する場合のメリットとデメリットについて検討を重ねてきました。これにより、選手の疲労軽減や試合時間の短縮が期待されているものの、一方で伝統的な9イニング制を維持したいという意見も多く、議論は白熱しています。

今後の展望

会議では、7イニング制を実施するかどうかまで議論を進める予定で、今後も複数回の会議が行われ、12月の理事会に向けて具体的な対策をまとめていくことになるでしょう。高校野球界における大きな変革が視野に入る中、選手たちや関係者の動向にも注目が集まります。これから数か月の間、どのような決定が下されるのか、目が離せません。