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レンジ相場、トランプ氏大統領就任か=来週の東京株式市場
2025-01-10
著者: 陽斗
【東京 10日】 来週の東京株式市場で日経平均は、レンジ推移が続くと予想されている。米国の経済指標を受けた金利動向にらみながらの展開が予想されており、12日にはトランプ氏大統領の就任を控えていることから、様子見ムードが広がる可能性がある。
一方で、国内では12月決算企業の上方修正期待が意識され、小型株関連が物色されるのではないかとの見方も聞かれる。日経平均の予想レンジは、約3万1800円〜3万1000円とされている。
さらに、来週は米国で12月卸売物価指数(PPI)、12月消費者物価指数(CPI)などの発表が予定されており、これらの指標が市場に与える影響は見逃せない。特に、インフレ懸念が再燃する中で、金利の動向や投資家心理に注意が必要だ。
また、中国経済の動向にも目を配りたい。最近発表された経済指標が市場で不安感を引き起こす要因になっており、特にトレンドに変化が見られる場合は注意が必要だ。
一部の専門家は、米国の政策が日本市場にも強い影響を与える可能性があるため、注視すべきであると考えている。更に、ソフトバンクグループなどのテクノロジー株に対する投資動向も、次週の市場動向に大きな影響を与えるだろうと予測されている。