2024年11月6日、任天堂は公式サイトにて「2025年3月期 第2四半期決算説明会/ 企業方針説明会（オンライン）」を公開し、その中でNintendo Switch後継機の互換性について発表した。

この発表では、「Nintendo Switch後継機でNintendo Switchのゲームを遊ぶことができることから、新たなハードウェアを購入する動機が弱くなるのではないか。今後、Nintendo Switch後継機独自の魅力をどのように伝えていくのか」という質問に対して、任天堂の古川社長が回答した。

古川社長は、「Nintendo Switchには多くのユーザーがいるため、ユーザーが持っているNintendo Switch用ソフトも遊べるようにすることが最適であると判断した」と述べた。さらに、「この後継機の互換性に関しては、既存のゲームタイトルに加えて、更なるゲームの供給も期待できる」とコメントした。

具体的には、任天堂は過去においても、ゲームボーイアドバンス用ソフトがニンテンドーDSで、ニンテンドー3DSでも互換性を持っていた。さらに、Wiiではゲームキューブ用ソフトが、Wii UではWiiのソフトが互換性を持っていたが、Nintendo Switchでは互換性機能がやや限られていた。

現在、任天堂はNintendo Switchの互換性に基づいた背景について、ソフトの販売本数が1340万本以上であることを強調する。一方で、任天堂のゲーム機でも多くのソフトが販売され、その中で特に魅力的なゲームを選んで遊ぶことは、ユーザーにとって重要である。

また、質問の後半部には「今後、Nintendo Switch後継機独自の魅力をどのように伝えていくのか」との部分について、古川社長は「これまでと同様に、ハードとソフト一体型の娯楽を提供する会社として、さらなる魅力をお伝えしていきたい」と回答した。つまり、「ハードとソフト一体型の娯楽を提供する」という表現が、新型ゲーム機での機能を期待させるものとして受け取られている。

任天堂Switch後継機の詳細情報については、2024年度内に発表される予定だ。