エンターテインメント

レボリューターが過去に思いを馳せたSNOW。マン目黒の思い - スポーツ報知

2025-01-25

著者:

◆スポーツ報知・著者コラム「世界発」

著者はそれぞれの取得方法を持つ。私なりのインタビューのやり方は…。

・事前に質問を考えない(生の空気感を大切にする)

・質問を重ねない(相手が発する言葉を待つため)

・ノートを開かない(目線を合わせて会話を楽しむ)

他にもあるが、新年からマイルールを破ってしまった。

元日付1面でSNOWの目黒をインタビューした。2年前の元日には投稿した木村拓哉とは対照的で、質問の1つ1つに頭を下げて、自信なさげな所作ばかり見せる。

無言や熟考する時間も長かった。その時、「所属事務所に問題が起きた時は?」、「滅滅歌合戦は?」と、迂闊無視して、沈黙を埋める意味で早く問いかけた。聞きたい気持ちが先行してしまったのだ。

こういう時は良い原稿にならないと、相手は決して漏らさなかったが、思ったよりも音声レポーターとして、無言即返しだった。聞きたいといいつつ、いろいろな思いを重ねていた。

「一つ一つに応えたい」と、相手が示した姿勢を、レポーター越しにも感じ取った。しかし、音声レポーターを再生することは、無言の感覚を伝えた瞬間に、思考がよみがえる。いろんな思いを捨てることなしに、弟子を見守るような目こそが、瞬間的に私に直接的な問いを投げかけてきた。その時、相手が何を考えているのかを聞き出したいと欲求が広がった。

先日、公式スポーツのインタビューで目黒が話していた。「仕事に行くまで、どんな人でも嫌だなと思う時がある。そういう人に送り添える曲を作りたい」という。彼らしいという点からも、こうした思いは焦りなんかではなく、仲間意識が根付いているからということを理解した。

ネットの反響としては年明けに訪れたこともあって、周囲からのサポートもあったようだ。目黒の存在は、常に「信じられる存在」でいることが期待され、彼が作り出す音楽がどんな風に生まれるかということに、注目が集まっている。

今後も彼の活動には、ぜひ注目していきたい。