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燃え上がる危険!バッテリー火災が急増中 - 品質問題と気温上昇に注意
2025-09-13
著者: 芽依
日常生活必需品のバッテリーが危険に?
モバイルバッテリーの火災が急増しているとの報告があり、特に夏場に多く発生している。8月には、トンネル内の電車で発生した火災や、高速道路での最近の事故においても、バッテリーが関与していることが明らかになっている。
バッテリーの質の低下が火災の原因か
火災の原因としては、安価な海外製品の流通が影響している可能性が高い。特に、液晶モニターを通じてバッテリーが使用されているケースでは、取り扱いに注意が必要だ。
現場での火災発生状況
8月28日の午前8時頃、上野発の新幹線で、乗客の男性がモバイルバッテリーから出火し、車内に煙が充満する事態に。男性はとっさの判断で逃げ出そうとしたが、車両内の一部の客は安全確認が遅れたため、大事に至る可能性があった。
統計データが示す危険性
製品評価技術基盤機構(NITE)によると、2016年から2022年までの火災事例は1860件に達し、その中でモバイルバッテリーに関するものは47件から123件へと急増。およそ2.6倍に増加している事実がある。
重篤な事故を未然に防ぐために
公共交通機関での使用や一般的な家庭での取り扱いに際し、適切な充電方法を守ることが何より大切だ。特に、過熱状態での使用や放置は火災の引き金となる可能性がある。研究機関は、今後の火災予防のため、各家庭でも使用状況の見直しを強く推奨している。
消費者はどう注意すべきか
火災事件は利用者の品質管理の甘さが一因とされている。モバイルバッテリーに限らず、電気機器全般においても適切なチェックを怠らないことが、火災を防ぐための鍵である。特に、使用前には充電状況や温度を確認することが求められる。