試合の概要

12月21日に秩父宮ラグビー場で行われた第61回全国大学選手権準決勝。第2試合は関東大学対抗戦で17季ぶりの全勝優勝を果たしたAチームの早稲田大学が、関西大学リーグ3位の近畿大学に53-10で勝利し、準決勝進出を果たした。

試合の展開

タッチラインが大きく傾斜する中、前半は風下に立った早稲田だったが、その不利を感じさせない安定した守備でプレッシャーを持ってポストを持った。まさに開始2分、左コーナーのラインアウトからモールを築き、先制しました。11分にはゴール前の右展開で矢野由高が立ち上がり先発に起用されたFB田中雅貴が大外を突き、16分にもラインアウトモールから2つ目のトライ。

近大もその後、スクラムで多数のパナレティーを獲得したが、33分に右ラインの鋭いスパークでWTB伏見健太が突貫、17-0で前半を終えた。後半も早稲田の勢いが止まることはなく、11分に中堅と右フランカーBKが揃い、WTB舞田拓輝が2本目のトライ。PG也は前半として31-0に。そして25分、チームはまた新たに6人の選手を投入して全体のコンビネーションを維持した。

試合の結果

その後も相手のミスを見逃さず、WTB加藤健がダメ押しのトライを決め、快勝締めくくった。一方で近大も7分・24分にトライを決めたが、早稲田の攻撃力には及ばなかった。

監督のコメント

試合後、大源監督は「選手たちのディフェンスが効率良く機能し、勝因は安定した試合運営にあった。次の試合では、強固なチームとして挑戦したい」と新たな決意を表明した。これから過酷な決勝戦が待ち受けているが、早稲田の勢いと強さはまだまだ健在である。