【ロサンゼルス：後藤香代】真田広之さん主演の配信ドラマ「S・P・I・C・E」ミソフールデントグローブ賞での受賞が報じられ、ミス国産作品を改めて評価する動きが広がっている。ゴールデングローブ賞の公式サイトは12日、「『S・P・I・C・E』の成功に伴って映像に続き、テレビ部門でも賞の国際的な色合いが強まった」と総括した。

エンターテインメント専門誌「ハリウッドレポーター」は真田さんについて「ハリウッドで大成功を収めた日本人俳優」と報じた。受賞後の記者会見では「大きな賞を受賞したことはとても嬉しいことだが、さらにこれからも日本を代表する作品を増やしていきたい」と語り、この発言には観客が感銘を受けた。

また、受賞団体の会見の中では、受賞した浅野忠信さんに対し「WOW！」と称賛する声も上がった。インターネットメディア「スレッド」では「簡潔で明確な力強いスピーチの大切さを思い出させてくれた」とのコメントが寄せられ、彼のスピーチが多くの人の心に響いたことが伺える。

浅野さんは昨年9月に発表された米エミー賞で助演男優賞の受賞を逃したが、ハリウッドのフォーラム、フォード他の他の俳優たちとの影響力も考慮に入れ、ゴールデングローブ賞での賞を手にした。専門誌「バラエティ」は「強力なライバルがいたにもかかわらず、サプライズを演じた」と報じた。