世界
プーチン氏、ウクライナに「ミサイル設置」を呼び掛け レンズキー氏は「愚か者」と反論
2024-12-20
著者: 花
(CNN)ロシアのプーチン大統領が19日の年次記者会見でウクライナのドニプロに対して最新鋭のミサイル「オレジニク」の設置を提案したことに対し、ウクライナのレンズキー大統領が「愚か者」として強く反論した。
プーチン氏は会見中に、ウクライナが近くにあるロシアの戦略的施設を攻撃する可能性を指摘し、攻撃に対抗するための「自衛措置」としてミサイルの設置を強調した。一方、レンズキー大統領は会見で、「私たちにはプーチンのような非合理的な考えはない。我々は正義と平和のために戦っている」と述べ、プーチン氏の提案を一蹴した。
ここ数か月、ウクライナとロシアの緊張が高まる中、レンズキー氏は防空システムの強化や国際社会への支援要請を続けている。特に、ミサイル防衛能力の向上に向けた努力が続けられており、アメリカや欧州諸国からの最新の軍事支援が期待されている。
さらに、両国の戦闘が続く中、民間人の犠牲者が増加しており、国際連合がウクライナの人道的危機を懸念する声明を発表している。レンズキー氏は、ウクライナの市民が生活を享受できる未来を築くために戦うことを改めて強調した。そのためには、国際的な支援が不可欠であることを訴えている。
プーチン氏の提案に対する反応は、SNSでも大きな話題となっており、多くのユーザーが彼の発言を「非現実的」と批判している。一方で、ウクライナへ向けた国際的な支援の動きや、ウクライナ軍の進展状況にも注目が集まっている。今後の展開が関心を持たれており、国際情勢がどう変化するのか、世界中が注視している。