世界
プーチン氏、シリア介入の失敗を否定 現状は「イスラエルが受益」
2024-12-19
著者: 結衣
ロシアのプーチン大統領の発言
モスクワ 11月19日 - ロシアのプーチン大統領は、2015年に始まったロシアによるシリア介入に関する軍事介入の失敗を否定し、シリアへの影響について重視しなくなっていると述べた。
シリアへの介入の評価
プーチン氏は年次記者会見で、アサド政権の失脚を阻止することができたことを強調し、シリアへの軍事介入が「テロリストの脅威」を軽減するための戦略的な決定であったと主張した。その上で、シリアの現状について主にイスラエル側が利益を得ていると指摘した。
ロシアの軍事拠点の維持
また、プーチン氏は、シリア国内のロシア空軍基地と海軍基地を維持することが重要であり、今後もこれらの拠点を強化していく意向を示した。さらに、彼は2023年12月に再度シリア情勢を確認する計画があると明言し、地域の安定に向けた取り組みを続ける姿勢を表明した。
人道的危機と国際協力
プーチン大統領は、シリア内戦が引き起こした人道的危機にも触れ、国際社会における協力の重要性を強調した。その一方で、シリアにおけるロシアの存在が今もって間接的な影響を持つと主張し、他国の介入によって状況がさらに複雑化していると警鐘を鳴らした。
今後の国際情勢
はたして、プーチン氏の発言はシリア内戦におけるロシアの役割をどのように変えるのか、今後の国際情勢が注目される。