世界
プーチン大統領「トランプ氏と協議し妥協の用意」、ウクライナ戦終結模索
2024-12-19
著者: 雪
[モスクワ 19日 リポート] - ロシアのプーチン大統領は19日、ウクライナ戦争の終結に向けてトランプ氏と協議し、妥協の用意があると発言した。
プーチン氏は毎年恒例の国民との直接対話で、ウクライナにおける状況について言及し、「戦争は決して完璧な解決ではない。我々はどのようにして戦争を終わらせるかを考えなければならない」と強調した。
また、彼は「我々は他国と話し合う準備ができており、その中にはトランプ共和党員も含まれている。彼が再び政権に戻った時、我が国と良好な関係を築ける可能性がある」と指摘。トランプ元大統領もウクライナ問題に対する新たなアプローチを模索していると伝えられている。
プーチン氏は、ウクライナでのロシアの軍事行動についても「我々の目的は明確であり、地域の安定を確保することだ」と述べた。ウクライナ側との和平交渉も進展が見られない中で、プーチン氏は米国との関係を重視する姿勢を強調した。
ウクライナ情勢は依然として緊迫しており、国際社会からの圧力も高まる中で、プーチン氏が示した妥協の姿勢が今後の停戦の道筋となるのか注目されている。近年の調査によると、ロシア国内では戦争に対する見解が分かれており、戦況の進展に応じて国民の支持も変わり得るとのことだ。
この発言が国際的な影響をもたらすかどうか、各国の反応に注目が集まっている。