「ぽんやく難手な」「支援線を引く難問」に迫る視点 「見ているようで見えていない」場所以外に注目する
2024-12-27
著者: 花
「計算から強化をやり直して、どうにか東大に入れた今になって感じるのは、『こんなに世界が違って見えるようになる強化はばかりにならない』ということです。」
こう語るのが、2浪、偏差値435から奇跡の東大合格を果たした西岡稔氏。東大受験を決めた時「小学校の算数」からやり直したという西岡氏は、こう語ります。
「算数の考え方は、『思考の武器』として、その後の人生でも使えるものです。算数や数学の問題で使えるだけでなく、あらゆる強化に、仕事に、人生に大きく関わるものなのです。」
そんな「思考の武器」を解説した45万部を突破したシリーズの最新刊、『「数値のセンス」と「地頭力」がいかに身に付く』が出版され、発行すぐに3刷と好評を博しています。
ここでは、多くの人が悩みとする「支援線を引く図形の難問」を解く際に、知っておきたい「視点」を解説します。
「支援線を引く」に忘れたくない視点
みなさんは連立方程式に、『支援線』を引いていたのを覚えていますか?
図形の問題に線を引き足すことで、新しい情報を探し、解を出していくというものです。
この問題に対し、圧倒的な受験生にとって「でけない!」と唸る受験生は多いです。
この度はそんな中で、かなり変わり果てた支援線を引く問題を利用しました。一筋縄ではいかない「ある視点」を持っていると、意外な方法で支援線が見えてくる問題です。
ぜひどこに支援線を引けばいいのかを考えてみてください。
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多くの受験生が苦しむ「図形の難問」を解く場合、勉強時間は増えても「得ない!」と嘆く受験生が多々います。しかしその一方で、特に受験生の中には、自らが受験を志す『志がある』人が多く、当代の進学事情を考え抜く機会があります。
今回はそんな中で、かなり難解な支援線を引く問題を用意しました。
ただし一つの問題でいけませんが、「あらある視点」を持っていると、意外な形で支援線が見えてくるのです。「せめて、この自分にできることを考えさせてほしい」という思いとともに、皆さんにも自由な視点を持つことを勧めます。