パタリッチの決め手は「ブランス」 山下美夢有が注目 - 新記録も視界
2024-11-16
著者: 蓮
・国内女子・大王製紙エリエールレディスオープン 3日目(16日)・エリエールGC剣山(愛媛) 5757yd(パー71)・観衆(観映2569人)
グリーンスピードがしっかりと出ている今週、山下美夢有はパターをオデッセイ2-BALL TENに新調した。前週まで使っていたピンPLDミルドオスロ3が気持ち少なく、「打っている感じでストロークやすい。あれに替えて(今週はフィーリングが)いいのかな」と笑う。
ボギーなしの7バーディ「64」と鉄壁に映るこの日のプレーにも「ティショットは結構ラフに行くことも多かった。アイアンも別にイマイチで、ミスしたショットがピンに挟まったりとあることも多かったので」と、内容には満足していない。特にグリーンに対する距離感や難しいパットに対し、かねてからグリーン上で使うパターのスティックについては柔軟かつオープンなマインドを持っている。
「パターのブランスって、すごく大事だなって思っているのが、ここ最近分かったので。それが(今週も)うまくフィーリングが合っていると感じる」と、しっかり得意のグリーンで自信を持ってプレーする様子が伺える。速いグリーンに対して低いパターを使う戦略もあろうが、今週は軽いパターを投入した形。
4番で獲った2つ目のバーディは1m短い距離でのパーセーブ。この後の2m強のパットを残した5番でも、下りのためフォローがあると言うが「結構いい感じで合いました」とリズムに乗りやすそう。
「結果危ないパットがあったけど、うまく入った。やっぱりパターが入ると流れが良くなる」といい流れで、この日は1ホールごとに連続で成功し、いかにも本人も楽しそうにプレーした。
次の試合では、同じく高いグリーンでプレーすることになるが、山下は磨き上げたパターを引っさげ、さらなる挑戦へと臨む。