世界
パタゴニアで森林火災、数百世帯が避難 強風と高温で急増
2025-01-17
著者: 葵
【1月17日 AFP】アルゼンチンのパタゴニア地域で発生した森林火災が熱波により拡大し、16日には数百世帯が避難を余儀なくされました。
強風と高温によって、火の手は遠く離れたエペイン村近くの草原や森林を焼き尽くし、手つかずの自然が壊滅的な影響を受けました。
パタゴニア地域にあるチュブ州のイグナシオ・トーレス知事は、「気象条件の影響で火災は悪化し、急速に拡大しています」とし、サッカーフィールド41,600平方メートルに相当する面積がわずか5時間で焼失したと説明しました。
約450棟の家屋と学校の一部が炎に包まれ、200世帯が避難しました。
アルゼンチンの国立気象局は、国内23州のうち17州が「極端な気温」に見舞われていると発表しました。
パタゴニアの夏には火災が一般的ですが、今年は降雨不足と高温がリスクを高めています。また、専門家は気候変動が自然災害の頻発に寄与していることを指摘しています。