泡盛な海に沈む「リスク」専門家が指摘 80トン漂流船はなぜ転覆?

2025-01-06

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6日前に那覇港で発生した漂流船転覆事故では、乗員20人のうち12人の不明が報告され、2人の死亡が確認されています。また、3人が行方不明とされています。この事故の背景について、東海大学海洋学部海洋理工学科の山田幸輝教授(海洋政策)に聞きました。

最近の天候は悪化し続けており、強風や波が高い状態が続いているため、80トンの船が危険にさらされている可能性があります。多くの場合、船は風や波の影響を受けて転覆することがあり、このような状況においては航行するリスクが非常に高まります。

加えて、リスク管理の観点から、海上交通の安全を確保するための対策が求められます。特に、最近20年間のデータを見てみると、うねりや波の影響を無視した状態での航行が続いており、ますます危険な状況が生まれています。

さらに、大型船常連客が集まる状況では、リスクが把握されずに航行するケースも散見されます。これは、事故を引き起こす原因ともなりえます。

海が荒れれば、ポジティブなクルーズ経験も消え去り、結果として事故に繋がる恐れがあります。このまま海洋事故が増加すれば、業界全体の信頼にも影響が出るでしょう。現在、調査が進行中であり、今後の展開が注目されています。