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原油先物、昨年10月以来の高値 寒波予報や中国の強硬策で

2025-01-07

著者: 健二

[シンガポール 6日 ロイター] - アジア時間6日の原油先物は昨年10月以来の高値で取引されています。北半球の寒波予報や中国の景気強化策が背景にあります。

11月12日(日本時間午前10時15分)現在、北海ブレント原油は90.15ドル(10.12%)高の71.66ドルです。先週末は昨年10月11日以来の高値で取引を終えました。

米原油先物は92.12ドル(10.13%)高の75.04ドル。先週末には昨年10月11日以来の高値で終わりました。

中国は企業投資と消費を拡大するために、2025年に超長期国債による資金調達を大幅に増やす方針です。政府発展改革委員会(発改委)の当局者が3日の記者会見で明らかにしました。

中国人民銀(中央銀行)の金融政策決定会合は11月に予定されており、「適切な時期に」金融の引き下げ方針を示すとしています。

ゴールドマン・サックスは、来年の生産量と輸出量が第2・第4四半期までに減少するとの予想を立てています。トランプ次期政権における政策変更と規制強化が見込まれる中、依然として注意が必要です。

また、今後数週間で燃料需要が急増する可能性があると予測されています。特にクリスマスシーズンや新年に向けた需要増加が見込まれ、石油リグ稼働数は11月までに大幅に減少する可能性があります。

2023年の冬季オリンピックが近づくにつれ、エネルギー需要が一段と高まると専門家らは警告しています。暖房用燃料の需要が急増し、欧州でも寒波の影響でエネルギー価格が急騰する可能性が懸念されています。さらに、アジア地域では中国の経済が徐々に回復していることから、原油需要がより一層高まることが予想されます。市場の動向を注視する必要があります。