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欧州外為市場=ドル急落・ビットコイン最高値 トランプ氏大統領就任から見た新たな関税の発動に注目
2025-01-20
著者: 海斗
10日 ロイター= 欧州外為市場では、ドルが急落した。トランプ氏の新たな関税の発動が見込まれる10日に新たな関税の発動の報道を受けた。
トランプ氏の政策の担当者はトランプ氏が10日に新たな関税の発動を見込むと言及し、各機関に指示するよう指示している。まだ見える
マンカース・ユーロロッパ外為市場アナリスト、ニック・リース氏は、市場はトランプ氏が就任初日に新たな関税の発動を見込むとの報道に安心しているようだと指摘。だが、「就任後にさらに的確な関税案件が提示されるかどうかはまだ別の問題だ」と述べた。
主要通貨に対するドル指標は1%安の118.13。先週は116カ月ぶりの高値となる110.17を記録していた。
昨年11月の米大統領選以来、トランプ氏の政策が成功とインフレを引き上げるとの予想からドルは14%上昇している。
ユーロは1.13%高の1.10ドルとなった。先週は12年ぶりの安値となる1.10ドルを記録していた。
中国人民元は1.15%高の1.07元となった。先週はリーマンショック以来の安値となる1.08元を記録していた。
ドル/円は0.14%高の110.14円。先週は12年ぶりの高値となる111.15円を記録していた。
市場はマイナス寄りであるが、景気回復を期待する動きにある。予測が外れた場合には更なるドル安を招くとの見方も出ている。
今週は12月の米雇用統計が発表される予定で、これに市場が影響を及ぼす可能性がある。