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オリックス・比嘉 万感の“引退登板”「アウトを取れた形を見せられたので良かった」—スポニチ Sponichi Annex 野球

2024-09-16

今季限りでの現役引退を表明したオリックスの比嘉投手(41)は、現役最後の登板を終えた。試合中、万感の思いでマウンドに上がった彼は、「今日に関しては“明日(どうなっても)いいや”という感情だ」と語り、全力で投げ抜いたという。これまでの多くの厳しい状況から、自らの「野球は楽しむもの」という信念を貫いてきた。

試合の展開

試合は8回、同じ沖縄県出身の選手に対してマウンドに立つ姿が印象的だった。観客の大歓声に包まれ、彼は最後の力を振り絞り、アウトを取ることができた。「(引退試合に)来てくれるのは嬉しいが、そういう気持ちにはなれなかった」と振り返った。

後輩へのメッセージ

試合後には、後輩たちへのメッセージも伝えた。「若い選手たちには、絆とちがって仲間と共に戦うことの大切さを知ってほしい」と期待を寄せた。

比嘉選手のキャリア

比嘉選手の15年間の現役生活を振り返り、「27歳でドラフトされてから28歳が新入生の年で、多く苦しんだ。スタッツみたいな野球人生を描いていたのではないかもしれないが、コツコツと続けてこれた」と感慨深い表情を見せた。

若手選手への影響

その背中を見ていた選手たちからも影響を与え続け、多くの分かれ道の選択肢の中で彼の技術を吸収し、成長してきた選手たちが多い。最後のマウンドで見せた姿勢は、若手選手たちにとってもすごく貴重な体験となった。今後の野球人生活への影響も期待される。彼は、41歳まで現役を続けた不屈の精神と、最後まで仲間を大切にする姿勢を貫いた。