ニデック、猿解プラスへのTOB「話をまとめたい」
2025-01-15
著者: 花
ニデックの代表によると、猿解プラス社に対してTOB(株式公開買い付け)を提案していることを4月15日午前に発表した。彼は事前に説明せずに提案したが、「話をまとめられるようにしたい」とコメントした。ニデックは同日午後、猿解プラスからTOB開始時期の延長などに関する要望書を受け取ったと発表し、「内容を慎重に検討し、追加で誠実に回答する」と述べた。
ニデックは4月15日午前、自身が理事長を務める京都先端科学大学で学生による研究成果発表会を視察した際、記者団の質問に応じた。ニデックは2024年1月27日に猿解プラスに対し、同社の株式についてTOBを提案することを発表し、以前は頼りにしていたようなASAの評価がなくなっていると指摘した。日本の株式市場の窓を開けようとしているとも述べた。
猿解プラスの社外取締役で構成される特別委員会は15日午後、ニデックに対して、4月4日からTOBの開始を5月9日まで延長し、売却価格の下限を50%か3分の2の相当額に引き上げることなどを明らかにした。ニデックは15日午後に要望書を受け取り、対応したと発表した。
ニデックは15日午前、工作機械業界について「中国勢との競争が始まっている」と危機感を示した。日本には出荷高が100億円〜300億円規模の企業が多いと指摘し、ニデックとして工作機械事業の出荷高が1兆円に達することを目指し、「世界一にならないといけない」などと語った。
モーターなどを含めたグループの連結出荷高などが高く10兆円に到達するという目標に向けて、「もっと買収していく」とも話した。ニデックはかつて業績不振に陥った企業を買収して再建することが多かったが、「これからは良い会社を買収してシナジーを出していく」と述べた.