newmoが63億円の資金調達、新会社設立も 果たして代表はネットで“暴露”?
2024-11-01
著者: 蓮
資金調達と新会社設立の発表
ライドシェアスタートアップのnewmoは10月31日、63億円の資金調達を発表した。この資金を背景に、新会社「newmo東海」と、浜松を拠点にする「newmo浜松」の設立も明らかにした。
7月に発表した調達も含め、シリーズA全体でジャフコやグローバル・ブレイン・キャピタル(VC)など複数の投資家から集めた。この時の総計調達額は187億円に達する。今回の63億円調達において、どの投資家が参加したかの情報は公開されていない。「シリーズAファーストクローズ時に投資家情報を発表しない、ということもある」(同社)。
資金は採用やM&Aなどに活用する他、newmo東海とnewmo浜松の立ち上げにも充てられる。また、地域におけるタクシー配車アプリの設立や提供するタクシー数の増加に取り組んでいる。
代表のSNS投稿が物議を醸す
一方、代表のSNS投稿は物議を醸している。newmoを絡めて、発表の数日前に同社に関するSNS投稿が物議を醸しており、今回はその情報公開となった。具体的には、あるXユーザーが8月に投稿した写真が火となった。写真にはnewmoのシャツを着た人物が映っていた。投稿内容には「クンターレスと呼ばれる投資家が通りかかり、京都市長に思いを立てていた」という内容が含まれていた。
このXユーザーが10月29日、写真と投稿に対して削除請求があったと告知した。青葉直樹代表はこの投稿を引き合いに出し「私は食事として設定した会食ではなく、(スタートアップの)IVSの第二会場で当日に声をかけてもらい、飛び入りで参加した」と説明した。しかし、青葉代表は「レストラン内で審がらなく、率直になりすぎる話をしていた」と述べ、これが問題視される要因ともなった。
ITmedia NEWSが同社に対して、今回の発言を受けた背景や、今後の再発防止について聞いたところ、「会社としてではなく青葉個人が対策を行ったため、社としての回答は難しい」との回答があった。
この出来事をきっかけに、投資家からの信頼を維持する必要があると共に、今後の事業展開や地域貢献について更に真剣に考えなければならないと言えそうだ。newmoの進展は今後も注目される。