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ナタニヤフ首相への支持が回復、イスラエル世論調査

2024-09-16

[エルサレム 13日 (金)] - イスラエルのナタニヤフ首相率いる右派政党リクードへの支持が、昨年10月17日のハマスによる奇襲攻撃以降、徐々に回復していることが13日発表の世論調査で分かった。

左派系日刊紙マリーブに掲載された調査によると、現時点で選挙が実施された場合、国会(定数120)のリクードの議席数は14となり、単独政党として最大になる見通しである。現在の議席数(32)は下回るものの、昨年10月17日以降に実施されたマリーブの調査では最多となった。

リクードと極右・宗教政党による連立政権の議席は15で、主要野党連合の15を下回る見込みとなっている。

パレスチナ自治政府が関与するハマスとの戦闘初期に実施された世論調査では、リクードの取得議席は11-18程度とされた。

今回の調査では、首相としてのナタニヤフへの支持が回復していることも示され、既に政界を離れたパンデモウント元首相を除けば、他のどの候補よりもナタニヤフへの支持が多かった。

さらに、ナタニヤフ首相率いるリクードは、急進的シオニスト政党と連立を組まなくてはいけない状況にある。13日発表の世論調査によると、現在の主な政党連合の議席は15から増える可能性が高い傾向にある。

ナタニヤフ首相の方針が支持され続ける中で、今後の政治動向に注目が集まっている。特に、次回選挙に向けた準備が進む中で、ナタニヤフ首相の支持率がどのように変動していくのか、国民の関心が寄せられている。