男子代表のトム・ハーバス、ロス五輪目標は「8強進出」 若手育成にも意欲 続投会見/バスケット
2024-11-05
著者: 雪
バスケットボール男子日本代表監督に再任されたトム・ハーバス氏(57)が、5日、東京都内で記者会見を開き、2028年ロサンゼルス五輪の目標に「8強進出」を掲げた。
今夏のアジア杯では強豪に善戦しながら1次リーグで3連敗。指揮官は「ロス(五輪)にクリアしたい目標がいくつかある。チームの強さは絶対的に必要だ」と強調。
ハーバス氏は、代表チームに有望な若手選手の育成に力を入れる考えを示しつつ、「選手には自身の成長が重要で、彼らが積極的にアピールしてくれることを期待している」と述べた。2021年には女子日本代表を率いて東京五輪で銀メダルを獲得した実績も持っており、「もう少し時間をかければ間違いなく成長していく」と述べ、選手の将来が明るいことを信じている様子がうかがえた。
また、ハーバス氏は、アメリカのプロバスケットボールリーグであるNBAに通じる選手たちが多く育っている日本バスケットボールの未来に期待を寄せており、「日本に来る選手たちは多くの経験を持ち、対抗できる力を持っている。彼らがもっと多くの試合で活躍できる環境を整えたい」と誓った。
会見では、「僕たちは若手選手を育てること、そして彼らが国際舞台で活躍できるようにすることが最も重要だ」と語り、強い日本代表を作るためには若手の成長が不可欠であると改めて訴えた。さらに、若手選手たちには、「一緒に練習をし、国内外での試合経験を積んでほしい」と呼びかけた。
新たに始まる代表チームの活動に向けては既に動き始めており、次回のアジア大会やワールドカップを視野に、多数の選手たちとともに新しい歴史を築くことに燃えている。ハーバス氏は、「結果を求めつつも、若手を育成するというミッションを絶対に忘れない」と固く決意を述べた。
男子日本代表にとって、2024年パリ五輪や2028年ロサンゼルス五輪は大きな挑戦の場となる。そのため、ハーバス監督が率いるチームに期待が高まる。若手選手がどのように育っていくのか、今後の活動から目が離せない。徹底的にチームを強化し、次の五輪での躍進を狙う注目が集まり続けている。