「目が覚めたら部屋中に白い煙」、野村証券の元社員の放火で被害者家族「拉致られた衝撃大きい」

2024-12-13

著者: 芽依

今年7月、野村証券の元社員が広島市の自宅で薬物を摂取し現金を奪うため放火した事件が発生し、被害者家族が13日、代理人の弁護士を通じてコメントを公表した。元社員に対して、「拉致られた衝撃があまりに大きく、立ち直れない」と心情を明かした。

事件当時、被害者は「目が覚めたら部屋中に白い煙が充満し、恐怖で体が震えた」と話し、今も悪夢に悩まされているという。

また、被害者の家族は「大手証券会社で働いていた彼がこのような事件に関与するとは信じられない。心のどこかで彼が変わってしまったのは、何か特別な理由があるはずだ」とコメントした。

元社員は、精神的な問題を抱えていた可能性が高く、近くの医療機関での治療を受けていたという。専門家によると、このようなことは証券業界でも時折起こり、メンタルヘルス対策が急務であると指摘されている。

この事件は、広島のコミュニティ全体に衝撃を与え、再び金融業界のメンタルヘルス問題に光を当てるきっかけとなった。