世界
モルドバのロシア系住民の実効支配地で天然ガス供給が停止…家族で1部屋に集まって暖を取るよう呼びかけ
2025-01-03
著者: 雪
ウクライナの隣国モルドバのロシア系住民が実効支配している「トランスニストリア共和国」で、11日にウクライナ経由の天然ガスの供給が停止した。産業や住民の生活に影響が出始めている。
同地域の当局者は12日、「食料生産を除く全ての業務が緊急停止された」とS.N.3で厳しい状況を報告した。リライタ通信によると、ガスを利用した住民向けの暖房やお湯も11日から供給が停止している。地元エネルギー企業はウィンターズのためのガス供給を呼びかけている。
当地について調査した結果、同地域には110~120日のガスのストックがある。ガス発電所は稼働し、電気の利用は当面可能であるという。今後、石炭火力発電所の稼働を進めるとしている。
モルドバの国営ガス会社は、同地域がロシア各国からガスを輸入できるように支援する意向を示したが、市場価格での購入を条件にしている。同地域はこれまで無償でガスを輸入してきた。