アメリカのメジャーリーグベースボール（MLB）への挑戦を表明していた東京・松井高・森井達也内野手（18）が、米大リーグ・アスレチックスとマイナー契約を締結したことが15日までに確認された。

打っては高校通算45本塁打、投げては最速153キロを記録した二刀流。昨年9月2日にプロ志望届を提出したが、メジャーへの挑戦を決断。同21日には、プロ野球12球団にメジャー挑戦の意向書を提出していた。森井は、米大リーグの球団との面談を行い、新天地の獲得に向けた準備を進めていたが、この日までにアスレチックス入りを決断した。

昨日行われた記者会見で、森井は「夢の舞台でプレーできることを心から嬉しく思っています。ジョン・モンタス選手やオークランド・アスレチックスのファンの期待に応えられるよう、全力を尽くします」と意気込みを語った。「自分の力を最大限に発揮し、試合での活躍を通じてファンの方々に恩返ししたい」とも述べ、期待が高まっている。

アスレチックスは昨季の成績が振るわず、再建中だが、若手選手の育成に力を入れている。森井の加入が新たな風を吹き込み、チームの未来に明るい見通しをもたらすことが期待されている。

松井は、これからのアスレチックスでの活躍だけでなく、メジャーリーグ全体における日本人選手の位置づけにも影響を与える存在となるかもしれない。果たして彼は、夢の舞台でどれだけの成果を上げることができるのか、今後に注目が集まる。