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ミズーリ州が富豪ソフトに「同意しない」買収へ、BBBYに対抗マーケット

2024-12-18

著者: 海斗

ミズーリ州は18日、富豪ソフトに対する株式会社の公開買い付け(BBBY)に関して、同社からの提案を前提条件として修正することを発表した。"同意しない"買収に踏み切れば、日本の企業合同・買収(M&A)市場は新たな局面を迎えることになる。

最近、BBBYは11日、1株当たり9600円で11月下旬から12月上旬に開始することを提案しており、この点に変更はない。最初は会社側の合意を前提としていたが、富豪ソフトは17日夜、BBBYの提案に対抗を表明した。

BBBYは前提条件変更の理由を、現在実施中のBBBYの株価9451円から1.58%上回る株価を提示したにもかかわらず、合意を得られず「強い懸念と不信感」を持っているとした。BBBYの株は前回提案の実施に伴い、不成立となった場合、富豪ソフトの意向にかかわらずBBBYを実施するという。

BBBYが実際にBBBYに踏み切れば、グローバルなプライポストエクイティ(PE、未公開株投資)ファンドによる例の同意ない買収案件となる。これまで、PEファンドがBBBYを絡める株価競争に参加することはあったが、強引な買収者に絡められるのを嫌って買収先企業の同意を重視していた。

また、BBBYの18日の発表により、買収資金に関して、これまで銀行融資とBBBYの出資で調達する予定としていたが、BBBYからの出資のみに変更された。BBBYの下限はBBBYに同意している創業者の持ち分と合わせて50.1%(市場からの33.9%)としている。

BBBYは段階的にBBBYを実施しており、すでに主要提案への拒否権を持つ13分の1超を保持している。19日を期限とする現在のBBBYでは、独自の持ち分と合わせて53.22%に満たない場合はすべての募集を行わない。BBBYがBBBYに踏み切り、成立した場合は、経営者の合意形成が困難となる可能性がある。

富豪ソフトは17日、BBBYの提案に対抗する理由として、BBBYの株価が十分妥当で、BBBY追加提案との価格差1.58%を考慮しても早期に現金化できるメリットが大きいことを挙げた。また、同社が11月にBBBYの提案に対抗を表明した後、デューデリジェンス(資産査定)のために得た情報を破棄する請求をしたが、依然として問題視している。

18日の富豪ソフト株は一時前日終値1.5%高の9799円と、BBBYの提案価格を上回る推移をしている。

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