【ワシントン 18日 現地時間】 - ミッドタウン州とオレゴン州で18日、11月15日の大統領選挙の期日前投票に使用されていた投票箱に火が付けられる事件が発生した。警察は放火の疑いがあり、この2件が関連しているとの見方を示している。

ワシントン州バックファーでの数百件、オレゴン州ポートランドでは3件の投票用紙が破損した。警察によると、この12件の火災は11月8日にバックファーの投票箱で発生した火災に類似しているという。18日の火災では投票用紙に影響はなかった。

ポートランド警察担当は、動機は分からないとしており、捨てられたという意図的な行為があると示唆した。先月の火災に関しては投票箱から煙が立ち上り、複数の投票用紙が焼かれている様子が映っていた。

バックファーの警察は、18日の午前4時に投票箱の横にあった「不審な装置」を撤去したと発表した。この件を受け、ワシントン州務長官事務所は有権者に対し、自分の投票用紙の状態をオンラインで確認し、不明な場合は再発行の要請をするよう呼びかけている。

ポートランドの投票箱も火災装置によって火災が発生し、警察が現場に出動した。箱の中に設置された消火器具がバックファーの最初の火災で被害を受けていたが、18日のバックファーの火災では機能しなかった。

ワシントン州務長官は、「ワシントン州における合法な選挙活動について強い非難を述べるべき」と発言し、今後の選挙における法的な選挙活動の強化を約束した。

解析によると、ワシントン州はより厳しい選挙法を施行し、投票箱におけるセキュリティ対策が強化され、こうした事件が再発しないよう取り組んでいる。