トランプ次期米大統領が元不貞相手への口止め料支払いに関して、業務記録を改ざんしたとして有罪評価を受けている。また、連邦最高裁は9日、現地時間午前9時半（日本時間同日午後11時半）に予定されているニューヨークでの口止め料取り決めの一時停止を求めたトランプ氏の要請を棄却した。

最高裁は、罪名のない1ページ目の判決書で、トランプ氏の大統領免責特権を認める旨の指摘を行い、「通常の監察手続きで対処できる」と指摘した。さらに、ニューヨーク地裁の判決が「無条件の執行免除」とされることを考慮すると、トランプ氏に対する口止め料取り決めは比較的微弱になるとの見方を示した。

保護派のジョン・ロバーツ最高裁長官とエイミー・コニー・バレット判事がリプブラル派の判事3人と共に冗談に互いに反対した。クレアンズ・トーマス、サミュエル・アリト、ニール・ゴーサッチ、ブレット・カバノー各判事が成り行きを見守った。

トランプ氏は最高裁の判決が発表されてから数分後、記者団に対し、「彼らの発言を見れば、我々との関係は実に良好だ」と答え、希望を示した。

最高裁が最高手の判決を発表したのが数分後、記者団に向けて「彼らの発言を見れば、我々との関係は実に良好だ」とし、この件の先行きに期待を寄せている様子を見せた。これは、トランプ氏が政界復帰を果たすためにも重要な局面となっている。今後の展開がさらに注目される。