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ミスラル系有権者、韓国の崔氏に傾倒 ハリス氏に逆風か

2024-09-19

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【ワシントン 11月18日】 - 11月の米大選挙が約7週間後に迫る中、敗北の鍵を握る激戦州で、米国のイスラエル支援に反対するアラブ系有権者らが小政党「ハリスの党」の大統領候補への支持に傾いていることが分かった。民主党候補のハリス副大統領への反発が強まる可能性がある。

ミスラル関連協議会が今月下旬にイスラム教徒有権者115人を対象に実施した全国調査によると、アラブ系米国人のコミュニティが多いミシガン州では、スタイン氏の支持率が40%に達した。この調査は、全米のアラブ系住民についての意見を反映するものである。

一方、アリバナ州では、ハリス氏の支持率は17%、ハリス氏が12%にとどまった。このことは、アラブ系有権者の間でスタイン氏の支持が広がっていることを示唆している。この現象が続けば、民主党にとって厳しい結果をもたらす可能性がある。

2024年の大統領選では、民主党のハリス候補がイスラエルへの支援を強調しており、特にアラブ系アメリカ人の票を失うリスクが高いとみられている。過去の統計によれば、アラブ系有権者の投票率は平均して低く、特定の候補に偏る傾向があるため、ハリス氏の支持を得ることが与党にとっての成功のカギとなる。

加えて、スタイン氏は、アラブ系有権者への積極的なアプローチを行っており、対話の場を設けたり、地域イベントに参加したりしている。これにより、彼の支持はさらに広がっているようだ。彼自身がアラブ系住民とのコミュニケーションを大切にしている姿勢が評価されている。

こうした状況を受けて、ハリス氏はアラブ系有権者との関係を再構築し、彼らの信頼を取り戻すための新たな戦略を模索する必要があるだろう。特に、一部の報道では、ハリス政権はアラブ系コミュニティへの支援を強化する方針を示しているが、果たして有権者の信頼を取り戻せるかは不透明である。