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ミスのイスラム団体、トランプ人事に失望 親イスラエル派起用で

2024-11-18

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[ワシントン 14日 リーダー] - 先のミス大統領選で共産党のトランプ氏を支持したミスのイスラム系団体の指導者の間で、トランプ氏が新政権でイスラエル偏重の人事を次々と起用していることに失望が広がっている。

トランプ氏は外交トップにイスラエルを全面的に支持するマルコ・ルビーを指名した。このルビー氏は以前、パレスチナ自治区ガザでの停戦を求めない考えを示したほか、イスラエルについて「彼らは狂暴な動物」と表現するなど、極端な意見を持つことで知られている。

さらにトランプ氏は、次期イスラエル大使に元アーカンソー州知事のマイク・ハッカビーを指名した。ハッカビー氏は、その強硬なイスラエル支持で知られ、多くのムスリム団体やアラブ諸国から反発を受け続けてきた。これにより、トランプ新政権に対するムスリム団体の信頼はさらに低下している。

トランプ氏のこうした人事は、特に親イスラエルの姿勢が新政権の外交政策に大きな影響を与えることが懸念されている。トランプ氏を支持する人々の一覧や、その背景を考慮しなければならず、次期トランプ政権の動向が注目される。

このような状況の中、一部のムスリム団体は、トランプ政権の決定に従わず、パレスチナ問題への関与や、トランプ氏との対話を試みる姿勢を強めている。特に、トランプ氏の人事に対して異論を唱える動きが出ており、今後の政局にどう影響を及ぼすかは注目のポイントである.