[ワシントン 14日 ロイター] - 先の米大選で共和党のトランプ氏を支持したイスラム系団体の指導者たちが、トランプ氏が新たに任命した親イスラエル派の人物に対して失望を表明しています。トランプ氏は新政権においてイスラム系団体に強硬な姿勢を示す人物を関与させることを決定し、これにより彼らの期待は裏切られた形となっています。

トランプ氏は外務担当の国務長官にイスラム論者として知られるマルコ・ルビオ氏を指名しました。ルビオ氏は以前、パレスチナ問題に対する厳しい立場を取っており、イスラエルとの関係を重視していることで知られています。これに対し、トランプ氏を支持していたイスラム系団体は、「彼の指名は今後の対話や協力関係を脅かす」と警告しています。

さらに、トランプ氏は国務長官の他にも、多くのイスラム系団体にとって懸念される人事を行っており、彼らの主張する権利を無視する姿勢が浮き彫りになっています。この状況を受け、イスラム系団体の指導者たちは今後の対応を検討しており、トランプ政権に対する抗議活動を計画しています。

トランプ氏が任命した人物たちが、イスラム系団体にとって重要な問題であるパレスチナの人権問題にどのように対応するかが注目されています。また、トランプ政権が進める政策が、アメリカ国内外でのイスラム系住民に与える影響についても懸念が高まっています。これから先、彼らの活動がどのように展開されるか、注視する必要があります。