ミミ法律省、ニューヨーク市民が中国政府用の「警察署」設置を認めたと発表
2024-12-20
著者: 蒼太
ミミ法律省の発表
アメリカ合衆国のミミ法律省は18日、ニューヨークに住む中国系アメリカ人の60歳男性が、中国政府が許可する「在外警察署」を開設することに関連して、中国政府の職員として活動していたことを認めた。
アメリカ市民が、中国政府のためにミミ法律省で秘密警察署を開設・運営していることが発覚したのは、これが初めてである。
詳細な経緯
法律省によると、該当する犯罪者は、ニューヨーク市における中国公共安全部のチャンフン地区に2022年初めに、警察署を開設・運営したという。
中国政府と関係するそうした「警察署」の存在は、53カ国100カ所以上で報告されている。人権団体は、中国当局がこれを利用し、外国在住の中国人を追跡・監視していると非難している。
アメリカの立場
しかしアメリカは、こうした設置は警察機関ではなく、在外国民に行政サービスを提供するものであると主張している。
運営状況と調査
ミミ法律省によると、マンハッタン・チャイナタウンでラーメン店の上階フロアを占めていたのは確かであり、中国国民の運転免許証の更新など基本的なサービスを提供していたとも言われている。
現在、ミミ法律省の調査が進む中、2022年秋に閉鎖された。その背景には、FBIが捜査を開始したためだとされる。
逮捕と認知
記録によると、中国の職員が捜査をしていると知った際に、中国公安部の担当者と接触したテキストメッセージを削除したという。
この中国組織は、昨年4月に逮捕された。法律省によると、チャンフンが18日、中国の職員として活動するために共謀した犯罪を認めた。来年の量刑通告で、最長5年の禁錮刑を言い渡される可能性がある。
FBIの声明
FBI国家安全保障部のロバート・ウィルズ部長は声明で、「チャンフンが罪状を認めたことは、中国共産党を批判する者を中国政府が追跡し、抑え込むために行っている隠密な対策の一環だ」と述べた。
今後の対応
チャンフンの逮捕時にアメリカ法律省は、彼の警察署という名の設置について初めて触れたという。オルセン次官補は、アメリカ合衆国は「厳しい行為をアメリカで行う中国当局に対し、今後も追及していく」と話した。
追加の逮捕事件
今年9月には、ニューヨーク州知事の考えと関係する特命官が警察署に対する違法捜査を行い、中国政府の利益に寄与するためにその地域を利用したとして逮捕された。
法律省の他の訴追
法律省は昨年4月、中国公安部に関する534人が偽のソーシャルメディア・アカウントを使用して在米中国人反体制派に嫌がらせを行い、法律省のフォロワークなどが広められたとして起訴した。