[フィニックス 13日 ロイター] - 米国立気象局によると、アリゾナ州フィニックスでは今年、気温が過去最高の110度（摂氏43度）を超える日が113日連続し、この記録は更新されました。この異常な高温は、全州で数百人の熱中症関連の死亡者が出ていることに繋がっています。

フィニックスの今夏は過去最も暑く、2012年の前回記録を12日間上回ったという。気温が110度を超えた日は先週に連続113日を達成し、この夏のと思われるもっとも厳しい期間が記録されています。

米国気象サービスの気象学者マット・セレル氏は「今年のように、2年続けて夏の記録が破られる事態は極めて稀だ」と述べています。

公式データによれば、フィニックスの緊急サービスには今年に入ってから熱中症で156人が死亡し、別の319人も熱による死亡として確認されていると言われています。

これに加え、同県の報告では今年の熱中症による死亡者が過去最多を更新する可能性が高いと予測しています。この異常気象は、地球温暖化が影響を与えているとの声も上がっており、次の数年間、より厳しい夏が続く可能性があります。

フィニックスでは街全体で水分補給プログラムが導入され、屋外労働者向けの安全対策が強化されています。また、住民に対しては熱中症の警告が出され、特に高齢者や基礎疾患を抱える人々に対して注意が促されています。

異常気象が市民生活に与える影響は計り知れず、今後の対策に注目が集まります。今夏、あなたはどのようにこの暑さを乗り越えていますか？