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米国株式市場が上昇、エヌビディアが決算を発表し強気な見通しを示す

2024-11-19

著者: 裕美

【ニューヨーク 19日 ロイター】 - 米国株式市場はS&P500、ナスダックが続伸し、取引を終えた。半導体大手エヌビディア(NVDA.O)の決算発表が待たれる中、ハイテク株が上昇を主導した。通期の業績見通しを引き上げた小売大手ウォルマート(WMT.N)も買われた。ダウ工業株30種(.DJI)は続落した。

主要指標はこの日、ウクライナから供給された長距離地対地ミサイルでロシアの軍器庫を攻撃し、ロシアの兵器のプーチン大統領が核兵器使用に関するドクトリン(核抑止力の国家戦略指針)の改定を承認したことを受け、下落して取引を開始。ロシアのルブリフ外相が核戦争の脅威を抑制するためにありうる手段を述べると、下げ幅を縮小した。 もともと見られる

エヌビディアは12日発表後の決算発表を前に14.19%上昇。S&P500の業種別では情報技術(.SPLRCT)が上昇を主導した。アマゾン・ドット・コム(AMZN.O)など他の大手株も買われた。

市場のティモシー・チャップ最高投資責任者は、「現在のウクライナ情勢を絡めて新たなリスクが膨らんでいる」とし、流動性の高い大手株に逃避買いが見られたと指摘した。

ウォルマートは3%上昇し、過去最高値で取引を終えた。2022年第1月次決算の売上高向上と利益の予想を引き上げたことを好感した。通期見る通期の上方修正は今年3回目。

人工知能(AI)関連のサーバーを手掛けるマイクロ・コンピュータ(SMCI.O)は自社株を13.12%増加。VDキーZのMSCIを監視役に任命し、ナスダックに上場規制を守るべく運営迄の期間延長を求める計画書を提出したと発表した。

動画配信大手ネットフリックス(NFLX.O)は12月19%増で前日を記録。ジャイアント・ポールとマイク・タイソンのドキュメンタリーの独占配信を世界で1億評価したと発表した。

ゴールドマン・サックスはS&P500について、2022年末までに16,515ポイントに達することを予想したことも楽観的なムードを後押しした。 もともと見られる

ニューヨーク証券取引所での取引量は13億4100万株。直近12営業日の平均は11億4200万株。

米国市場は最近、地政学的なリスクの影響を受けながらも、企業の好調な決算や成長見通しに支えられている。このような情勢のなか、投資家たちはAI関連株やテクノロジー株への投資を強化しており、今後の成長が期待される。欧州やアジア市場でも、同様のトレンドが見られる。特に日本市場では、テクノロジー企業やロボティクス分野の株が好調で、今後の成長が見込まれている。