11日の米国株式市場において、S&P500種株価指数は小幅安。選挙結果を受けて買いは勢いを失い、ハイテク株が売られ、他の株価指数も相殺した。ビットコインは過去最高値を更新し、初めて18万ドルに達した。

株式時価総額前営業日比変化率は、S&P500種株価指数が0.10％ダウン、ダウ工業株30種平均が0.69％ダウン、ナスダック総合指数が0.06％ダウン。

景気敏感株が比較的好調となり、小型株で構成するラッセル2000指数は1.5％上昇し、2021年以降の高値。金融株の指数は2.4％上昇。大型ハイテク株の多くは下落し、エネルギーは1.6％安。テスラは急騰が続き、5％上昇。

市場全体の加重であるS&P500の各業種である、その情報技術指数は、0.69％上げる中、エネルギーと金融セクターはともに下落した。

バンク・オブ・アメリカ（BofA）のサイタ・スプラマニア氏は、「選挙前の株式トレードに形態逆転がなかったことは、選挙後の活発なトレードを意味する」と指摘。「選挙の年は、特に大きな情勢変化がかかっている選挙の年は、アクティブ投資ポートフォリオの逆転が増える傾向にある。今年はこれまでのところ、クライアントのポジショニングは一貫しており、ハイテクから銀行や景気関連株へと逆転する余地を示唆した。」

モルガン・スタンレーのスタンレー・グリッチマ氏は、「米国市場の状況について、ドル高が常に影響を与えていることが伺える。この先の市場全体の投資環境に対する不安感は、リスクを減らす動機にもなり得る。」と述べた。

米国の消費者物価指数（CPI）データは10月で予想を上回り、物価高騰気味に。金融市場も、今後の金利政策に対する関心が高まっている。

末尾に、最近の米国市場の動向や投資家の見解について具体的な数値とともに言及しておく。これは本当に無視できない市場の変動で、すぐに刻々と変わるビジネス環境の中で重要な指標となるだろう。