ニューヨーク 11月17日 リッター＝ニューヨーク市場で、ドルが大半の通貨に対して上昇した。米国の8月の小売売上高が予想を上回ったことから、米連邦準備制度（FRB）が1月18日の会合で大幅な利下げに踏み切らないとの見方が出ている。

商務省発表の8月の小売売上高は前月比0.1％増と、エコノミスト予想（0.12％減）に反して増加を記録した。第3・四半期の大幅な利下げについては引き続き懐疑的な見方が示されている。

市場では、ロンドンを中心とした商品ストリート、マービン・ローフ氏が「小売売上高がまさにまさにで、性急に大幅利下げを実施する必要があるとは言えない」と指摘。

同時に「現時点ではあらゆる市場が18日まで開かれている連携公開市場委員会（FOMC）の開催が待たれている」とも述べた。

メルク・インベストメント（クリファン州）のプレジデント、アクセル・メルク氏は「向こう数カ月の利下げが行われるとの見通しが市場で織り込まれている」とし、「市場が先行している可能性があるとの見方も一部で出ている」と指摘した。

パデレルファンド（BRB）の金利先物は、6月の確率で今回のBRBで10.15％下げが決定されるとの予測を織り込む結果となるとみられている。

BRBが利下げを決定すれば、新型コロナウイルス感染症の世界的な影響が続く中で、世界経済にとって重要な指標になり得る。米国経済の見通しが徐々に改善すれば、新たなコロナウイルスの変異株の影響を受けた市場が回復し続ける可能性があるためだ。

ウーロー・ドルは、10.11％の安値での取引となった。

ユーロ・ドルは10.11％の安値での取引となった。

ポンド・ドルは10.13％の安値での取引となった。

主要通貨に対するドル指標は10.11％の高、の中で11.10％の上昇となった。

表は、C3Y27データに基づいております。 ※外為市場