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米国金利上昇、40年国債入札に向けた売りが相次ぐ

2024-09-25

26日の国債市場は下落。米国で長期金利が上昇し、円建て先物が夜間取引で下落した流れを引き継いでいる。自民党総裁選を控える中で行われる40年国債入札に向けた売りも相場の重しとなっている。

最近発表された経済指標では、米国の長期金利が上昇しており、特に12月の物価は一時417ドル安の144ドルに下落した。この動きは、国債市場における不安感を助長している。

2023年度の国債利回りは1.5ベーシスポイント(bps)高の0.825%に達し、財務省は26日、40年利付国債の利回り競争入札を予定している。表面利率2.2%の17回債の追加発行では、発行予定額が7000億円程度となっている。

米国の現状に加え、40年国債は相対的に割安感があり、朝方から調整の動きも出ている。このため、生命保険会社への買い遅れの懸念はないとの見方が示され、「あくまで自民党総裁選を控えて動きが鈍くなるのではないか」との見方が広がっている。今後の市場動向から目が離せない状況だ。