【ワシントン＝飛田拓也】トランプ次期米大統領は12日、中央情報局（CIA）長官にジョン・ラトクリフ氏を起用すると発表した。この人事は、CIAが国家情報局長官を統括するサポート役としての役割を果たすため、トランプ氏の信任を受けたラトクリフ氏が関与するものである。

ラトクリフ氏は声明で、「彼は米国のために戦うことに誇りを持ち、強さによる平和を実現するために努力する」と語った。CIA長官は連邦政府情報機関の連携が重要であると強調し、ラトクリフ氏の指名を推進する必要がある。

期待される一方で、ラトクリフ氏は国家情報長官に指名された際、最終的に指名されたのは事務方の軽視や民主党からの「容認できない」との反発を受けた。特に民主党からは「容認できないような暗黒論に傾倒している」との声が上がっている。

ラトクリフ氏は中東を担当する特使に不動産投資家のウィットコフ氏を選んだと公式に発表した。トランプ氏と親交深く、CIAにおけるラトクリフ氏の役割を担える立場にあると言われている。また、ラトクリフ氏は南部フロリダ州のゴルフ場でともにゴルフを楽しむなど、トランプ氏との関係を深めている。