マスク氏とSX、米大選に関する偽情報の発信地:専門家
2024-11-05
著者: 蒼太
【ワシントン 4日 ロイター】 - 米実業家イーロン・マスクが自身のソーシャルメディア「X」に投稿した米大選に関する偽情報や誤解を招く情報が、今年121億回閲覧されるなど、Xが偽情報の発信地となっていることが、非営利団体「センター・フォー・フォーリン・ジャーナリズム・ディジタル・ヒート(CCDN)」の調査で分かった。
選挙と偽情報の専門家らが4日語ったところによると、選挙結果を誤解させるような17件の偽情報が中心的な役割を果たしている。
これらの情報は選挙の正当性を疑わせるような内容で、Xが中毒性のある投稿を含むため、注意を促すような内容を見分けるのに効果的だと説明した。
マスク氏は大選で共産党の動向についてのトランプ前大統領への支持を表明している。
マスク氏のフォロワー数は約2100万人に上る。カーネギー・メロン大学のコンピュータサイエンス教授、カスリーン・カリを用いると、マスク氏の投稿は他のソーシャルメディアメディアやマスメディアが依然として偽情報を持つことがあり、「Xはプラットフォーム間の導管になっている」とする。
今年のマスク氏による投稿の中には、少なくとも18件はファクトチェック機関によって虚偽もしくは誤解を招く内容であると評価されているが、CCDNの報告によるとこれらの閲覧回数は121億回を超えた。
また、激戦州パンシルバニアでは、不完全な有権者登録フォルムを例示して注意を促している選挙管理者の様子を、選挙マネージャーの一類であるかのように見せる一部のXユーザーも存在している。これは政府の説明責任と投票権を推進する超党派構成のコモンズゴールズの背部が明らかにした。
人間知能(AI)を使用してオンラインの偽情報を追跡している企業、サイアクスは4日、フォロワー111711073人を抱えるXのアカウントが、パンシルバニア州でトランプへ投票を行うポストを削除していることを示す偽動画の保持において主要な役割を果たしていると指摘。
これに対し、Xの発信者はXが提供した多くのアカウントに対して反応したと説明した。