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流れるウインカー、デジタルサイドミラー…流行ると思ったけど流行らなかった装備3選

2024-11-04

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技術の成熟や進化、また時代の流行などによって、クルマに搭載される装備は日々変化しています。そのなかには、従来の装備とは異なるものもあり、数年後には「これ、そういえば…」となっている装備も存在します。流行ると思ったけれど流行らなかった装備3つを振り返ってみましょう。

ちょっとちらかった「流れるウインカー」

一時期はレクサス車やトヨタ車、フォルクスワーゲン車、アウディ車などを中心に採用されていた流れるウインカー。2009年にアウディ「A8」が世界で初めて搭載され、その後一気に採用が広がっていきました。目新しさも手伝い、街中で流れるように光るウインカーに憧れを抱く人も少なくありませんでした。

しかし現在は一部車種を残し、搭載されることは少なくなってきました。2022年11月に登場したレクサスの「RX」では、前代では搭載されていた流れるウインカー(シーケンシャルターンランプ)が搭載されていませんでした。そうした一方で、2023年6月に登場したトヨタの新型「アルファード」や「ヴェルファイア」では採用されるなど、車種やモデルによって採用の有無が分かれています。

採用数が減っているのは、流れるように光るウインカーがドットらしさを持ったことや、軽自動車にまで普及したこと、さらには高級感や先進感が薄まってしまうからです。それに伴い、アルファードのように個性が強いモデルも多く、採用しにくい状況です。

高級すぎて装備できなかった「デジタルサイドミラー」

2018年に登場したレクサスの新型「ES」で初めて実用化された、デジタルサイドミラー(デジタルアウターミラー)。従来のサイドミラーの代わりに小型のカメラを取り付け、映像を車内にあるモニターに映し出す装備です。従来のサイドミラーの代わりとして、高級車が続々導入しましたが、実用性の部分でまだまだ不便なことも多いです。例えば、カメラが汚れた時の視認性の低下や、画面の視線移動による運転のしづらさなどがあげられます。

また、デジタルサイドミラーに関しては規制の問題もあり、一部のモデルで使用できない場合もあります。それに対する期待が高かったものの、高級感があったことや技術の成熟に対する要求が厳しかったため、普及が進んでいません。現在流行の装備を搭載しているモデルには流れるウインカーと同じくインパクトがありますが、その普及には時間がかかるかもしれません。

ますます強化される「ジェイドルサイドミラー」

流行ると思ったけど流行らなかった装備の中でも注目したいのは、低燃費技術(=CO2排出低減)の観点での「エコカー」の流行です。2000年頃から普及を始めたエコカーに関しても、時代とともに様々な変化を見せることが期待されます。現在はトヨタ系列のハイブリッドやプラグインハイブリッドが有名ですが、今後新たなモデルが登場することでさらなる進化に期待が高まります。

環境負荷低減の面でも、現在よりも燃費消費が削減できる様子や、様々な効率的な技術が進展するのかも注目です。特に2023年にはさらなる進展が期待されているため、流行する装備に関しても多くの企業が投資する姿勢が見られます。今後流行るかもしれない装備としてしっかりとした実用性が求められていると言えるでしょう。

最近の技術革新により、流行ると思っていた一部の装備は期待外れに終わったことがあります。自動車メーカーは顧客のニーズに応えようと、新機能やデザインを導入していますが、やはり消費者の受け入れには限界があるようです。特に、デジタルサイドミラーは選ばれることが少なくなり、その実用性の課題が影響しています。また、流れるウインカーがそれほど多くの車種に搭載されているわけでもなく、トレンドを作るには今後の技術革新がさらに必要でしょう。