科学

まばゆく輝く巨大な若い星団「ピスミス24」が、ジャームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡によって観測される!

2025-09-07

著者: 芽依

ジャームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が観測した星団「ピスミス24」が注目を集めています。この星団は、約45500光年先に位置し、広大な星雲「NGC 6357」の中心に存在しています。星団全体は、明るい視覚を持ち、大きな画像にはその一部が記録されています。

星団「ピスミス24-1」の驚異的な特徴

この星団の中でも特に明るい星は「ピスミス24-1」と呼ばれ、それは他の星と比較して非常に強い輝きを持っています。実は、二つの巨大な星が連なっており、質量は太陽の74倍から66倍に達します。

星団の形成とダイナミクス

表面温度が太陽の8倍にも達するこの星々からは、強力な放射エネルギーや星風が放出されており、周りのガスや塵を巻き込んでいます。その結果、新たな星が形成される様子が確認されています。

美しい画像に隠された情報

この驚くべき画像は、JWSTの「近赤外線カメラ(NIRCam)」で得られたデータを基に作成されています。色の使い方や特徴が、星系の成り立ちや温度分布を示しており、観測対象の星々が周囲のガスとどう関わっているのかが明らかにされています。

太陽系の近くで起きているこの大規模な星形成は、観測技術の進化とともに新たな理解をもたらしています。NASAや欧州宇宙機関(ESA)の共同プロジェクトとして、2025年7月4日に公式に公開される予定です。