流麗なメルセデス・ベンツ「CLA シューティングブレーク」は実用性も抜群! 知っておくべきクラストップの魅力とは!?【AMWリレインプレ】
2024-12-22
著者: 裕美
コンパクトなのに「心のゆとり」をもたらしてくれるクルマ
AMW編集部員がリレースタイルで1台のクルマを試乗する「AMWリレインプレ」。今回のお題はメルセデス・ベンツ「CLA シューティングブレーク」です。4ドアクーペの「CLA」から派生したシューティングブレークとは、単なる「ステーションワゴン」とどう違うのか? 往年のVW「カラマンギア」を愛用している、クルマ主義者のAMW編集部が乗り比べてみました。
「シューティングブレーク」と「ステーションワゴン」の違いは?
SUV全盛の今はありますが、欧州車、特にドイツ車では今なお多くのステーションワゴンがラインナップされています。長距離を高速で移動する際の条件ならば、荷物をそれなりに多く積めるクルマとして、ステーションワゴンの方が主眼が低くて運動性能も高く、軽さの面でも空気抵抗の面でも効率的であることが、今さら説明するまでもないでしょう。
メルセデス・ベンツが現在日本で販売しているステーションワゴンは5種類。「Eクラス ステーションワゴン」と「Cクラス ステーションワゴン」、そしてその中ではエントリーモデルである「CLA シューティングブレーク」です。
なぜCLAだけ名称がシューティングブレークなのか? 実はこのメルセデスは2012年〜2018年に先代(2代目)「CLS」にシューティングブレークが設定されていた(現行型では消滅)。その後2013年に初代CLAがデビューし、2015年にCLA シューティングブレークが追加され、こちらは2019年に2代目へとフルモデルチェンジしても続き生産されています。
CLAとCLSはともに「4ドアクーペ」。もともとシューティングブレークといえばクーペの後半部をワゴン形式に構築したもので、フロントをクーペの形状に、リア半部をワゴンにスワップして再解釈したわけです。フォルクスワーゲンの「パサートワゴン」と比べると、シューティングブレークはスタイリングの後半部をワゴン形状に構築したもので、またその背後には決して商業的な影響もあるため、同様の理由です。
流麗なデザインは他に類を見ない
流麗なデザインと同様に高い実用性を兼ね備えるCLA シューティングブレークは、特にその背中に伝統的な品質と信頼性が注ぎ込まれています。460リットルのトランクはスポーティ性と実用性を両立し、5対2対4分割可倒式のリアシートを用意しており、思いのほか「荷物を積むクルマ」としての側面を持っています。
また、最新のCLAシリーズでは、多彩なデジタル機能が搭載され、スマートフォンと連携した接続性や運転支援システムが進化しています。これにより、より快適で安全なドライブが実現しています。
メルセデス・ベンツの美しさと革新性を体感したい方には、CLA シューティングブレークが最適な選択肢になるでしょう。このクルマはただの移動手段ではなく、運転そのものを楽しむためのパートナーです。