俳優の鈴木孝太郎さん（58）が12月5日、フジテレビ系「めざまし8」のインタビューに応じ、19回目の命日を迎えた妻の佐島なおさんへの思いを語った。

12月4日は、2005年に腎癌で亡くなった佐島さんの命日であった。鈴木さんは「佐島なおと呼ばれる彼女は、あれだけ命に生きた女性を忘れたくない。忘れさせたくない」と、感慨深そうに語った。19回目の命日を迎えても、彼女の記憶は色あせることなく、思い出に新しいという。

さらに、「一度強い思いを抱えたら、決してうっすらと感じるものではなくなる。わんちゃんもワンちゃんも。一時的に恋愛するのではなく、一度強い思いで生きてるんだから」と自らの気持ちを晒し、視聴者にも共感を呼びかけた。

命日当日は、佐島さんの思い出の場所である「シャンパン」で朝食を取り、彼の愛犬であるポメラニアンと共に過ごしていた。数日前には愛犬と過ごした時間についても楽し気に話し、「23年たっても、彼女が desaparecer した後も、犬には愛情を持っている」と言って笑っていた。

鈴木さんは「だからこそ、永遠の愛とか書かれるのは嫌なんです。だって、それを超えているのでは？」と思いを述べ、「そういうのは、私の中では違う。それを超えていると思っているから」と語った。彼は、妻のことを思うことに対して、それが「特別」な感情だとしながらも、一般的に言われるような「永遠の愛」は嫌いだと強調した。

佐島さんが生きた証として、鈴木さんは不断の努力を続け、彼女の残したものや思い出を未来へと引き継いでいくことを誓った。今後も、彼の中での愛は変わらず、佐島さんへの思いを胸に抱きつつ、人生を歩んでいく姿勢を示していた。彼の直情的で心のこもった発言は、多くの視聴者の心に深く響いたことであろう。