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連合会長25年の資上げ「昨年以上の結果を出す」

2025-01-06

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連合の芳野友子会長は6日開いた記者会見で、2025年の春季闘争(春闘)における資上げについて「昨年以上の結果を出していく」と述べた。24年の資上げ率は33年ぶりに5%を超えた。芳野氏は「上昇することなく、加賦組合の交渉に期待したい」と語った。

連合は25年春闘の資上げ率について、全体で5%以上、中小企業は6%以上を目指している。芳野氏は「中小の資上げがポイントだ。政府による環境整備を期待したい」と強調した。

さらに、近年の物価高や賃金上昇に伴い、労働者の生活が圧迫されている状況にも言及した。芳野氏は「これからの交渉では、物価上昇に見合った賃上げを求めていく必要がある」とし、労働者が安心して生活できるように努める方針を示した。

また、連合は賃金だけでなく、働き方改革や労働環境の改善についても重点的に取り組む意向を表明。特に、労働時間の短縮や休暇制度の充実に向けた提案を行い、労働者の生活の質向上を目指す。これにより、より多くの労働者が幸福を感じることができる社会を実現するため、今後も活動を続けていくという。