楽天は13日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2400万円増の年俸8000万円の複数年契約にサインした。特に、今季の成績が49試合登板で、防御率2.33を記録し、6月には100ホールドを達成する活躍を見せた。中継ぎの中核を担っていた。

「昨年、こういう場で『100ホールドといったのは通過点』というお話をさせてもらっていたので、実際、達成できて少しホッとしている部分と、これからも頑張っていかないといけないという気持ちでいます」と語った。

チームは3年連続のBクラス。悔しさもあった。「まさか32歳（来季）になるとは思っていなかったので、ここからももっともっと長くやるためには、まだまだ向上心を持って成績を残していかないといけない」との意気込みを示した。

FA権を行使せずの残留は、楽天にとって大きな財産となることは間違いない。FA市場の競争が激化する中、それを選択した背景には信頼関係があるという。選手の成長と共に楽天の成長を期待しつつ、今後の戦略に注目が集まる。これは楽天ファンにとって明るい兆しであり、来季の更なる飛躍が期待される。選手本人もファンの期待に応えるべく、さらなる高みを目指すとのこと。