健康

LA郡の4例目のデング熱感染者、公共衛生局が注意喚起 (9/26)

2024-09-26

【ロサンゼルス25日】ロサンゼルス郡公共衛生局は25日、郡内で4件目となるデング熱感染者が出たことを報告した。これは主に蚊に刺されることから感染し、蚊の繁殖を防ぐようアドバイスしている。

4件目の感染者はパノラマシティに住む女性で、約1週間前に報告された他の3例、ボールドウィン・パーク地区の感染者とは無関係である。

デング熱は蚊の媒介による疾病だが、患者の中にデング熱の風土病とされる地域への渡航履歴はないとされている。

昨年末には、パサデナとロングビーチに1例ずつ感染が報告された。

同局は、「ロサンゼルス郡でこのような地域的な感染報告があるのは極めて稀であり」とし、住民に対し、蚊の繁殖や蚊に刺されるのを防ぐために積極的な対策を講じるよう呼びかけている。

この疾病は通常、感染した足首を刺されることで発症する。公共衛生局によると、ほとんどの患者は病状が出ないが、4分の1近くの患者は発熱、頭痛、吐き気、発疹、目の奥の痛み、筋肉の痛みなどの症状を示すことがある。この症状は通常1週間程度続き、2週間後には完全に回復するとの報告がある。ただし、致死的なケースは稀である。

さらに、モントレーパーク・デフィンス保健衛生職員は、「ロサンゼルス郡では前例のないデング熱の地域感性が出てきている」とし、蚊に刺されるのを防ぐ、蚊の繁殖を抑えることが現在進行中のデング熱の地域感性を食い止める最善の方法である」とアドバイスしている。蚊に刺されないようにするためには、徹底した対策が求められている。公衆衛生局は、住民に対し周辺の水たまりを取り除くことや、定期的に庭の清掃を行うことを推奨している。