[7日　ロイター] - 米大統領選で共和党のトランプ前大統領が勝利したことを受け、カリフォルニア州のニュサム知事（民主党）は7日、同州の議会が議題を検討するために、12月12日に臨時州議会を招集すると発表した。

知事は声明で、トランプ氏が「憲法違反で違法な連邦政策」を推し進めると予想しているとの見解を示した。そうした政策がカリフォルニア州の住民に影響を及ぼす可能性があり、成長に関する健康問題や気候変動などの分野で州法と対抗することになると警告した。法律で争うような臨時州議会を開いて州司法省の予算増加を試みるべきだと言及した。

知事は「カリフォルニア州ではわれわれが受けている自由が脅かされている。脅威は無視しない」と述べた。

引用によると、2021年−2022年のトランプ前政権中に、カリフォルニア州は政策において異議を唱えるために11件を超える訴訟を起こしていた。また、カリフォルニア州は伝統的に民主党が強く、5日の大統領選で同州では民主党のハリス副大統領が勝利した。なお、ニュサム知事はトランプ氏に対して強い対立姿勢を示しているが、もし選挙結果に不満が残る場合、彼は州の法律の限界を越えて闘うことも考えられる。