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KDDI、セキュリティ企業のラクを買収へ 7246億円で
2024-11-07
著者: 花
KDDIは11月7日、セキュリティ企業のラクに対して、公開買付け(TOB)を実施し、完全子会社化すると発表しました。買付価格は1株あたり1160円、買付総額は7246億円に上ります。
KDDIとラクは2007年に資本提携を結び、新サービスの共同開発や、クラウドおよびIoT分野への進出など、多くの協業案件を通じて互いに成長してきました。KDDIは、「本取引を通じて、ラクの優れた知見を活用し、KDDIのネットワークサービスなどの競争力を強化し、最適なソリューションを提供できる体制を構築していく」と述べています。
公開買付は11月下旬を予定しており、買付が成立した場合、一連の手続きを経て上場廃止を見込んでいます。この背景には、ラクが設置した特別委員会による答申を受け、11月7日に実施されるラクの株式の取得に向けたTOBが合意されることが含まれています。
この買収により、KDDIはさらなる成長を目指し、セキュリティ分野の強化を図っています。今後、デジタルトランスフォーメーションが進む中で、企業のセキュリティ対策がますます重要になることは明らかです。KDDIが得る新たな技術や市場での競争力の向上が期待されています。
ラクが持つ技術力を取り込み、KDDIはさまざまな分野でのサービスを強化し、顧客に対して最適なソリューションを提供することを目指しています。